富山に本社を持つ「ショウワノート」(高岡市)が、「ジャポニカ学習帳」発売50周年を記念した「ジャポニカ50th 特別セット」を、2月16日から全国の一般文具店で販売している。
1970(昭和45)年に販売を開始した「ジャポニカ学習帳」は、「自然」を介して子どもたちにさまざまなことに興味を持ってもらおうと、昆虫や花の写真のほか、「小学館」監修の読み物などを掲載してきた。1978(昭和53)年からは昆虫生態写真家の山口進さんに撮影を依頼。世界中の花や昆虫を捉えた鮮やかな写真が、現在も表紙を彩っている。
昨年、発売から50年を記念し、新たに10種類の昆虫をテーマにした学習帳をリリース。8年ぶりとなる昆虫表紙が話題を呼んだ。同社は「昆虫が世界中で劇的に数を減らし、この先数十年で全体の約40%が絶滅する可能性があるとされている。昆虫の減少は、私たち人間の生きている環境に多大な影響を及ぼす。ジャポニカ学習帳を使う小学生に昆虫に興味、関心を持ってもらい、自然環境に目を向けるきっかけになれればという思いも込めた」と、表紙採用の理由を挙げている。
今回の「ジャポニカ50th 特別セット」では、昆虫柄の学習帳のデザインで切手シートを製作。84円切手5枚、水平開き仕様の特別版学習帳B5+A6、A4クリアファイルのセット(2,750円)での販売となる。2種類あり。ノート(B5/275円、A6/220円)とクリアファイル(275円)は単品販売あり。