富山市中心市街地の居酒屋「虎楽」（富山市西町、TEL 076-492-8533）が、テークアウトの提供を始めた。

ロカビリー好きの店主の竹村さん

　同店は富山の中では数少ない深夜営業を行う大衆居酒屋。串＆揚げ物といった定番メニューから、「能登鶏の昆布締め」「豚すじとんとろ煮込み」などこだわりの品まで、リーズナブルな価格でそろえる。「成政」「三笑楽」「千代鶴」といった富山の地酒のほか、「電気ブラン」「ホッピー」など下町酒場で愛されるアルコール類も提供する。店主・竹村良太郎さんの趣味である格闘技、ロカビリー音楽、1950年代のファッションが反映された店構えが特徴。定期的にフリーマーケットも開催している。

　テークアウトメニューは3種。カシラ（ほほ肉）、ハツ（心臓）、シロ（大腸）、チチカブ（乳腺）の「やきとんセット」は、富山ではあまりなじみのない豚の希少部位を加えた。「豚すじとんとろ煮込み」は、やわらかく煮込んだ豚スジを昔ながらの中華そば風の味付けで提供。黒こしょう、一味唐辛子の両方をかけるのがお薦めだという。豚を真空パックで低温調理した名物「自家製レアチャーシュー」は、ラーメン店のアドバイスを受けながら常に微調整しているという。価格は各500円。ほかの店内メニューもテークアウト可。

　竹村さんは「この機会にまずは当店のお薦めメニューを試してほしい。新型コロナウイルスが収束したら、ゆっくり店内で飲食していただきたい。一日も早くそんな日が来るように祈っている」と話す

　営業時間は18時～翌3時（変更あり）。木曜定休。