富山駅路面電車の南北接続が3月21日、開業する。セレモニーイベントとして、フラワーアーティストの「Rie wild vine wreth(リエワイルドヴァインリース)」さんが同日と22日、駅構内でインスタレーション企画を行う。
これまで北側と南側に分断されていた市内の路面電車が富山駅を境に南北直通となることから、「つながる、ひろがる」をテーマに、市内各所でイベントが開催される。
「花でつながる、しあわせひろがる。」をテーマに、Rie wild vine wrethさんが行うインスタレーション。21日は富山の県花であるチューリップの無料配布を行う。Rie wild vine wrethさんは「当日はオリジナルパッケージに入れた、さまざまなチューリップを用意する。好きな色や形のものを1本選んでほしい」と呼び掛ける。
当日チューリップを受け取った人は、リーフ型のカードに「最近感じた幸せなこと」を記入。駅構内に設置した、芽吹く前の落葉樹にカードをつるしていくことで、木が葉で生い茂り森が完成していく様子を披露する。22日は、構内を南北に延びた「しあわせの森の小路」が完成する予定。完成した森は一日限定の設置で、撮影スポットとしての利用も呼び掛ける。
Rie wild vine wrethさんは「花は自分の価値を認めてくれる絶対的な存在。今回は南北接合記念に合わせて花をもらい、贈る喜びを味わってほしいと思い企画した。この花が参加する人たちの景色を明るいものにしてくれたら」と話す。
イベントで使用した木は、イベント終了後に引き取り手を募集する予定。詳細はRie wild vine wrethさんのアトリエ「ANORM (アノーム)」のホームページやSNSで発信する。
開催時間は21日(配布)=10時~(なくなり次第終了)、22日(展示のみ)=10時~19時。