富山市花水木通りのイベントスペース「NEWPORT(ニューポート)」(富山市南田町1)で11月23日、DJイベント「VIVRE SA VIE(ヴィヴレ・サ・ヴィ)赤と青」が開催される。
イタリアンレストラン「CIBO(チーボ)」(同)で開催される、仏映画上映イベント「Cinéma CIBO(シネマ・チーボ)」の関連イベント。昨年は小西康陽さんをゲストDJとして招き、約130人が集まる盛り上がりを見せた。
今回は「アンナ デジタルリマスター版」上映記念に、ゲストの野宮真貴さんとカジヒデキさんがライブを披露する。DJは、渋谷区富ヶ谷にあるフランス風カフェ「CAFé BARNEY(カフェ バルネ)」店主の原田雅之さんのほか、県内在住のNIWAさん、KENTOさん、irrrrri(イリー)さんが出演。
野宮さんは小西さんが1984(昭和59)年に結成したバンド「ピチカート・ファイヴ」の3代目ボーカリストで、「東京は夜の七時」が代表曲。1990年代の渋谷系ムーブメントにおいて、音楽とファッションのアイコンとなった。現在はソロシンガーとして活動し、「アンナ デジタルリマスター版」主演のアンナ・カリーナさんのファンとしても知られる。
カジさんは千葉県出身のシンガー・ソングライター。中学生の頃からアンナさんの出演作品に親しんでいた。1986(昭和61)年にゴスバンド「Neurotic Doll」にベーシストとして加入し、本格的に音楽活動を始め96年にソロデビュー。スウェーディッシュポップ、ネオアコースティック、ニューウエーブ、ポストパンクなどを取り入れ洗練されたサウンドが特徴で、野宮さんとの共作もリリースしている。
イベントを企画した「CIBO」店主の森隆太郎さんは「90年代の渋谷系では、フランス映画に影響されたミュージシャンが数多くいて、野宮さんはミューズ、カジくんは主役のような存在。クールな歌詞とホロッとするメロディーが好き。2人のライブと気鋭のDJによる選曲を体感できればと思った」と振り返る。
当日は、「CIBO」姉妹店のサンドイッチ店「ROSETTA O MICHETTA(ロゼッタ オ ミケッタ)」(富山市上本町4)が、パリの街角をイメージした会場限定のフードとドリンクを提供する。
森さんは「映画好きはもちろん、ポップカルチャー、音楽、ファッション、そして渋谷系が好きな方に楽しんでいただければ。ヌーべルバーグや60年代のモードをちょっと意識して、おしゃれをして遊びに来てほしい」と呼び掛ける。
19時開演。料金は前売り=5,500円、当日=6,000円。チケットは「CIBO」「ROSETTA O MICHETTA」「ハナミズキノヘヤ」(南田町1、TEL 076-423-5557)で販売する。