パキスタン・インド料理店「パキザ・カレーハウス」(富山市野口、TEL 176-482-3625)が7月22日、富山市呉羽地区にオープンした。
高岡市でパキスタン料理店を経営する、パキスタン北部・パンジャーブ州のグジュラーンワーラー出身のムハンマド・サキラインさんがオーナーシェフを務める「ザイカ・カレーハウス」(高岡市中曽根)の2号店となる同店。
サキラインさんは、中古車業を営むパキスタン人をはじめとするムスリム(イスラム教徒)に対応する食事を提供するため、射水市のパキスタン料理の名店「カシミール」の初代総料理長として来日。射水とパキスタンを合わせた「イミズスタン」といわれる、パキスタンスタイルのカレーを広めた第一人者として、地元のカレーファンからは「サキさん」の愛称で親しまれている。
長年シェフとして腕を振るった後、2012(平成24)年に独立し「ザイカ・カレーハウス」を開業した。今回2号店となる「パキザ」の名前は、パンジャーブ語で「奇麗」を意味する。同店では、8月中旬までサキラインさんが腕を振るうが、その後はザイカ・カレーハウス開業時からのパートナーでインド東部・コルカタ出身のショアコット・アリさんが料理長を務める予定。
ランチは、カレー1種類とナン、ビリヤニ、サラダ、ドリンクがついたランチセット(1,080円)を用意。ナンはロティと変更できる。ディナーでは、シークカバブ、チキンティッカがついたタンドリーディナーセット(1,600円)を用意する。カレーはチキン、マトン、ベジタブル、シーフードなど30種類、ライスメニューは、チキン、マトン、パキスタンライスなど5種類、そのほかサモサ、フライドフィッシュ、パキスタンのオムレツ、チーズナン、ガーリックナンなども提供する。
サキラインさんは「私にとって富山は第二の故郷。長年たくさんの方が食べてきてくれて本当にうれしい。新しくなった店でも、たくさんの人においしい料理を提供していきたい」と呼び掛ける。
営業時間は11時~15時、17時~22時。