「ベトナム・ランタンまつり in なめりかわ」が8月10日・11日、滑川市にある国登録有形文化財「旧宮崎酒造」(滑川市瀬羽町)周辺で行われる。
かつて北国街道の宿場町として栄えた瀬羽町は、間口が狭く奥行きのある町屋の造りと狭い路地が特徴。ランタン祭りで知られるベトナムの世界遺産の港町ホイアンと街並みが似ていることから、同イベントが2010(平成22)年に始まった。10回目を迎える今回は、例年より100個増量した約400個に及ぶ色とりどりのランタンが宿場町を幻想的に彩る。
ベトナムの民族衣装「アオザイ」をまとった参加者が、旧宮崎酒造前のストリートを歩くファッションショーを行うほか、ベトナムの民族楽器「トルン(竹琴)」の奏者、小栗久美子さんがトリオ編成で幽玄な演奏を披露する。ベトナムの伝統的スポーツ「ダーカウ」の体験コーナーや、アオザイのレンタルコーナーも設ける。
フードコーナーでは米粉麺を使った「フォー」、ココナツ風味のカレー麺「ラクサ」、ベトナム風かき氷「チェー」などを提供。ショッピングコーナーではベトナムコーヒー、アオザイやアクセサリー、巾着などのエキゾチックな雑貨を用意する。
広報担当者は「記念すべき10周年を迎えるに当たり、例年よりランタンの数を100個増やした。トルンの演奏会も回数を増やして、より多くのお客様に鑑賞してもらえるようにした。インスタグラムのフォトコンテストも開催するので、フォトジェニックな撮影スポットも数多く用意している。旧宮崎酒造のしっとりした風情と、異国情緒あふれるベトナムランタンのコラボレーションを存分に楽しんでほしい」と話す。
開催時間は16時~21時。入場無料。