富山市民プラザ(富山市大手町)3階・マルチスタジオで11月14日、「大人の音楽談義」が行われる。
沖縄在住のデイビッド・ラルストンさんと、沖縄出身の歌手・三線奏者のメリーさん
今年で4年目を迎える同イベントは、ロック、ポップ、ジャズ、ブルースなどのさまざまな音楽の変遷を、ゲストの生演奏を交えながら時代的・文化的側面からたどる企画。これまでに「ピチカート・ファイヴ」の小西康陽さん、アートディレクターの信藤三雄さん、元「はっぴいえんど」の鈴木茂さん、マルチ弦楽器奏者の高田漣さんといった、音楽に造詣の深いミュージシャン、クリエーターをゲストとして迎えてきた。
今回は4年連続の出演となる、ブロードキャスターのピーター・バラカンさんをMCに、ギタリストでシンガー・ソングライターのデイビッド・ラルストンさんがゲスト登壇する。
1951年、英ロンドン生まれのバラカンさんは、1974(昭和49)年に来日して以来、音楽出版社、音楽事務所などを経てNHK-FM「ウィークエンド・サンシャイン」、InterFM「バラカン・ビート」などのラジオ番組でDJを務め、海外の知られざる良質なサウンドを日本に紹介してきた。一方のラルストンさんは、1969年、米インディアナ州生まれ。1979(昭和54)年に沖縄に移住して音楽活動を開始。エリック・クラプトンさん、ジョージ・ハリスンさんを生み出した名プロデューサーのデラニー・ブラムレットさんに才能を見いだされ、スライドギターの名手として高い人気を呼んでいる。
イベントは2部構成を予定。前半はバラカンさんとラルストンさんが、互いに相手の選曲に対してアドリブで選曲をし合う、臨場感あふれる音楽ラリーを繰り広げる「Ping-Pong DJ」。後半はラルストンさんと、沖縄出身の歌手・三線奏者のメリーさんによるミニ・ライブが行われる予定。
企画・制作のオレンジ・ヴォイス・ファクトリーの越澤勝さんは「膨大な音楽知識を誇る英国人のバラカンさんと、スライドギターの名手である米国人のラルストンさん。洋楽ロックの本場仕込みの2人による絶妙な選曲と解説を、コアなロック・ファンだけでなく、これから洋楽を聴いてみようという初心者にも楽しんでもらえれば」と話す。
開演は19時。チケット料金は、前売り2,300円、当日2,800円。