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「ネッツトヨタ富山」女性社員に新制服 市内在住デザイナーがデザイン

新庄本町にある本社

新庄本町にある本社

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 「ネッツトヨタ富山」(富山市新庄本町3 、TEL 076-451-2888)は11月より、富山市在住デザイナーによる新デザインの制服を採用している。各店舗合わせて20人の女性社員が新制服に身を包む。

新制服に身を包んだコンシェルジュの浦上さん、三谷さん、山作さん

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 同社では通常、5月から10月の間クールビズ制度を採用。11月から4月までは、自社規定の制服を着用している。以前より4年ごとに制服の見直しを図っており、今回初めて県内のデザイナーにデザインを発注した。

 制服デザインを担当したのは、富山市在住のアパレルブランド「tufe」のデザイナー・川島真理子さん。今年1月から同社女性社員5人と打ち合わせを重ね、新デザインの制服制作に取り掛かった。

 デザインの打ち合わせに携わった本社の油尾瞳さんは「各店舗の女性社員にアンケートを取り、仕事中に困っていることや制服にあったらいい物などを調査した。意見を取りまとめるのは大変だったが、一人一人の身体に合った自分だけの制服として完成した。機能とデザインも兼ねた仕上がりに、社員一同とても喜んでいる」と話す。

 仕上がった新制服はジャケット、ベスト、スカート、スカーフに、県内のガラス作家「namiumi」の高田菜美さんが制作したラペルピンの5点がセット。ジャケット、スカートは女性らしいラインにこだわりながら、伸縮性、保温性に富んだ紡毛織物を採用。富山の気候に耐え得る防寒性と動きやすさを兼ね備えたという。シルクのスカーフにはタイヤのトレットパターン(溝の模様)がデザインされ、車を扱う会社ならではの個性もさりげなく表現している。制服を着用したコンシェルジュの浦上さんは「素材が柔らかく、身体にフィットしてとても着心地がいい」と笑顔を見せる。

 「会社のイメージを大事にしながらtufeのコンセプトである『あなたと共に呼吸し、時を刻むもの』を心掛けながらデザインした。女性スタッフの皆さんの要望をできるだけ取り入れながら、寒い冬でも笑顔で接客できるような制服になったと思う。たくさんの人の手によって生まれた制服を大切に着用していただけたら幸い」とデザイナーの川島さん。

 同社社長の笹山泰治さんは「富山のデザイナーさんにデザイン依頼をするのは今回が初めて。地元の方なので、店のお客さまの様子やスタッフの動きも見ていただけたのが良かった。スムーズな打ち合わせで、私たちが満足のいく制服が仕上がったように思う。社員たちが気に入った制服を着て、モチベーションを高く持ちながら働いてもらえることを望んでいる。この制服をきっかけにお客さまとの会話の糸口にもなればうれしい」と話す。

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