![イベントが開催される富山市立図書館本館内3階・児童書フロア](https://images.keizai.biz/toyama_keizai/headline/1484785274_photo.jpg)
「TOYAMAキラリ」(富山市西町)内にある「富山市立図書館」3階・児童書フロアで1月22日、「良書をすすめる会」20周年記念トークイベント「子どもの本 ざっくばらんに話してみませんか」が開催される。
1997年、親子で親しむ読書普及活動に貢献することを目的に発足した「良書をすすめる会」は現在、富山市の小中学校PTA会員の中から公募で集まったメンバーとOB・OG会員の54人で構成している。これまで子どもにとって良書とは何か、との問いを大切にしながら「親が子どもに手渡したい本」を選んできた。
イベント第1部では、子どもと本に関わるゲストを迎えてトークイベントを行う。ゲストは、富山の児童書老舗専門店「プー横丁」の杉原由美子さん、「BOOK DAYとやま」の企画運営に関わっている「古本ブックエンド」の石橋なほさん、富山市立図書館主査司書の吉岡真和(みわ)さんの3人。児童書専門店、古書店、図書館とそれぞれ活動の場が異なるゲストに、どうしたら本が好きな子どもが育つのかをテーマに、ざっくばらんに語り合う。
同イベントを企画し、トークショーでのコーディネーターを務める井上美友紀さんは「専門的な話をただありがたくうかがうのではなく、私たちにとってより身近な存在のゲストに、一般の人が感じていそうな質問をぶつけてみるという方向性で進めていきたい」と話す。当日は「良書をすすめる会」会員への事前アンケートなどをもとに進行し、親としての率直かつ本質的な問いをゲストに投げかけ、忌憚(きたん)のないやりとりを通じ、子どもの現実に即した読書のヒントを探る。
井上さんは「富山には『なんでもきいてみるがですけど』という便利でずうずうしい表現がある。まさに私自身が『ちょっとなんでもきいてみたい』と思うゲストをお呼びした。異なるゲストの発言を糸口に、子どもの本への入り口は親が思っているよりずっとたくさんあるのでは、ということについても考えてみたい」と意気込む。
14時開演。入場無料。