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富山で古書店店主らがzine同好会「zineTo」発足 制作ワークショップも

自作のzineを持つ小林さん

自作のzineを持つ小林さん

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 射水市にある古書店「ひらすま書房」店主・本居淳一さんとワールドリー・デザイン所属の小林麻衣さんが、zine好きの会「zineTo(ジント)」を発足し1月21日、文化施設「LETTER」(射水市戸破)で、初のワークショップを開催する。

昨年クリスマスに「LETTER」で開催された「私物zine展」の様子

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 「zine(ジン)」とは、自由に作れる自主制作出版物のこと。通常、少部数で利益を出すことが第一の目的でない非商業的なものを指し、文芸、イラスト、写真、アート、手記など、テーマ内容も形態も多種多様にある。「zineはあくまでもやりたい人が自主的に作るもの。作り手の純粋な創作意欲が感じられるのが魅力」だという。

 もともとzineやリトルプレスが好きで自作のzineを友人に配ったり、ユニットを組み制作したりしていた小林さん。仕事で縁のあった同じくzine好きの本居さんと意気投合し、もっとzineの良さをたくさんの人と分かち合いたいと「zineTo」を結成した。

 「zineTo」のTo(と)には、富山の「と」、何か「と」何かを結びつなげるイメージなど、さまざまな意味を込め、まだ認知度が低い富山にzineのコニュニティーの輪を広げる活動をする。

自身の店でもzineやリトルプレスを扱う本居さんは「書籍や音楽などが電子化される中、実際に手に取ってみなければわからない感覚や形にする楽しさを広げたい。手軽に作れる環境をつくり、zineに関する相談、発表・販売の受け皿となれれば」と話す。

 ワークショップ第1回は「photozineをつくろう」と題し、本格的な機材は使わずアナログ感にこだわったzineを作る。手持ちのスマートフォンなどで撮影したものをプリント、さらに自由な手描きイラストやコラージュをした表紙を製作し、参加者がそれぞれ自分好みの一冊に仕上げる。完成した作品は持ち帰ることができ、期間限定で「ひらすま書房」での展示も可能だ。

 開催時間は13時~17時。参加費1,000円(コーヒー、菓子付き)。定員は6人。予約は「ひらすま書房」まで。

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