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富山に紅茶専門店 ランチやアフタヌーンティーも

クラシカルな雰囲気の店内

クラシカルな雰囲気の店内

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 富山市郊外の住宅街に紅茶の店「TEAROOM 茶円」(富山市山室向陽台、TEL 076-464-5003)がオープンして1カ月がたった。

おひとりさま「アフタヌーンティーセット」

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 いたち川沿いに建ち赤い屋根が目印の同店。内装はペパーミントグリーンを基調に爽やかで落ち着いた雰囲気に仕上げた。席数はカウンターを含め18席。

 店主の富山孝徳さんは「お茶好き」が高じ、市内の紅茶専門店で10年以上勤務し、「紅茶をもっと身近に自由に楽しんでほしい」と思いから自らの店を構えた。コミュニケーションを大切にし、店名の「茶円」には「お茶を通して円のように丸くつながりたい」という思いを込めた。

 紅茶は、ポットで提供する「本日の紅茶」(600円~)、マスカットの香りのオリジナルフレーバーティー「リトルプリンス」、「マサラチャイ(マグカップ)」(以上600円)など約15種類を提供。販売もしているインドやスリランカの茶葉は、フレッシュなものをシーズンごとに取り寄せている。そのほか、ポット、茶こし、ティーコゼ、砂時計など、お茶に関する雑貨も扱う。

 喫茶メニューは、スコーンにクローテッドクリームと国産蜂蜜を添えた「スコーンセット」(1,000円)、月替わりでパティシエから仕入れるケーキ(500円)、「厚焼き玉子のサンドイッチ」(600円)などを用意。店主お薦めの「アフタヌーン3段スタンド」(2,000円)は、スコーン、ケーキ、サンドイッチとポットティーのセットで「おひとりさまでも気軽に楽しんでもらいたい」と、このスタイルでは珍しく1人前から注文に応じる。

 専門のシェフが手掛けるランチは、「chaenランチ」(1,500円)、「リースガレットランチ」(1,400円)、「自家製カレーランチ」(1,200円)の3種類。それぞれ紅茶とデザートが付く。

 「お茶は名脇役。食事やスイーツを合わせることでより高め合う」と富山さん。茶葉のリストにはあえて細かく説明文を付けておらず、客との会話から好みや一緒に食べる食事やケーキとのペアリングを考え、相性の良い紅茶を薦めている。

 オープン後は「意外にも」男性客が多く、幅広い層が訪れているという。富山さんは「紅茶のおいしさを知ってもらい、地域の方々に愛される店になっていけたら」と話す。

 営業時間は10時~19時(日曜は21時まで)。ランチタイムは11時~14時。月曜定休。

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