高岡市街地にある「御旅屋セリオ・大和高岡店」(高岡市御旅屋町)6階の特設ホールで11月12日、パフォーマンスグループ「鉄割アルバトロスケット」の北陸初公演が行われる。
1997年、東京根津、町内会寄席「宮永会館」で、戯作(げさく)の戌井昭人さんと演出の牛嶋みさをさんによって結成された同グループ。1~3分の寸劇・踊り・パフォーマンスなどの演目を約50本、ロックやブルースといったノンジャンル音楽の世界でつなぐ独自のスタイルを貫いた公演を重ね、今年で20年の節目を迎える。「ネギで殴り合う」「馬鹿舞伎」など、これまでに発表された演目は2000を超える。
同公演当日は、グループのオリジナルグッズや、戌井さんの出版本の販売、公演後にはサイン会も行われるほか、高岡市のコーヒー店「COMMA, COFFEE STAND」によるドリンクブースや駄菓子などの販売も検討している。
牛嶋さんは「縁日のような会場にして、子どもたちにも楽しんでもらいたい。開演前にその空間で遊んでほしい」と話す。
同イベントの企画と富山窓口となる「コトノオト」の上野賀永子さんは「舞台を静かに見るのではなく、楽しんで笑っていいんだと知ってほしい。川端康成文学賞作家の戌井さんや多摩美術大学でアートパフォーマンスを教える牛嶋さんといった、普段会えない人たちと交流することで、今まで見たことがなかったものに触れて、自分たちの概念を壊してほしい」と話す。
18時開演。チケットは、前売り=2500円、当日=3000円(別途1ドリンク500円)。問い合わせはコトノオト(Eメール、info@coto-note.net)まで。