富山県民会館(富山市新総曲輪4)1階の「D&DEPARTMENT TOYAMA」(TEL 076-471-7791)で10月29日、「d market 富山古本まつり」が開催される。
生産者の生の声を届けたいと始まった直売会として、毎月第3土曜に開かれている同マーケット。今回は拡大版として、富山のさまざまな古書店が集まる。
同店スタッフの伊部さんは「普段は野菜や菓子など食がメインになることが多い『d market』だが、今回はいつもと違った雰囲気を楽しんでほしい。選んだ本を読みながらテラスやダイニングでくつろいでもらえたら」と話す。
参加するのは、同イベントを企画した「古本ブックエンド」(総曲輪)をはじめ、児童書と絵本「あっちゅん堂」(太田口通り)、絵本カフェ「豆古書店」(大泉町)、古本・カレー「古本と珈琲 ジンジャーラーメンブックス」(花水木通り)、子どもの本専門「デフォー 子どもの本の古本屋」(総曲輪)、イベントで出店している「よこわけ文庫」、「古書サニー」、世界の手芸本・アート「古書玉椿」、今年実店舗を構えた「ひらすま書房」(射水市)の9店。それぞれ店の特徴を生かし、「d market」に合わせたセレクト本を販売する。
富山では現在、店主の高齢化などで閉店する店も少なくないが、ここ数年の間にもいくつかの古書店がオープンし新しい文化を発信しているという。
「古本ブックエンド」店主の石橋さんは「富山の古本屋が一堂に集まることは、なかなか無いので貴重な機会になると思う。当日は店主たちと話しながら、お気に入りの一冊を見つけてほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~16時。