富山市の中心市街地にある屋外イベントスペース「総曲輪（そうがわ）グランドプラザ」（富山市総曲輪3）で8月28日より、「俺たちの！ニセモノ恐怖動画映像祭」が開催される。

イベントの告知と募集要項が書かれたポスター

　実行委員会が「今までにやったことのないイベント」として企画した同イベントは、投稿で集まった「ニセモノ恐怖動画」で怖さを競う映像祭。ホームページで募った映像作品を「グランドプラザ」内の巨大スクリーンで映し出し、鑑賞・審査する。

　2007年に富山市の公共イベント施設として誕生した会場は、全面ガラス張りの全天候型屋外施設。主に市民が主催するイベントや市民の憩いの場として利用されている。

　同映像祭では夏の風物詩である「お化け」や「恐怖映像」に注目し、恐怖とユーモア性を持ち合わせた「ニセモノ恐怖」の動画作品を募集する。募集作品の条件は、10秒～5分までのオリジナルニセモノ心霊（恐怖）動画映像。本格的な映像技術を駆使して編集したものや、スマートフォンのアプリで作成したものなど制作形態は自由となっている。作品は同イベントの特設サイトで応募を受け付ける。

　当日は実行委員会の審査を通過した映像を上映。プロの映像クリエーターや住職、ライターといったゲスト審査員を迎え、作品の講評とともに審査を行う。会場票、主宰票、ゲスト票で一番票数の多い作品が優勝となり、優勝者には賞金10万円が授与される。

　同企画の実行委員長を務める山内晃一さんは「最近の動画投稿サイトを見ていると、とてもクオリティーの高い動画を作る人がたくさんいらっしゃる。今回のイベントでは作り物の面白さを取り入れながら『怖さ』にこだわった動画を集めたいと思っている。流れた映像を見たお客さまが帰り道に少しだけ怖い気持ちになってくれるとうれしい」と話す。

　開催時間は20時～22時。映像の募集期間は8月21日まで。