富山・花水木通りのイベント・スペース「NewPort(ニューポート)」(富山市南田町1)で5月29日、「サカキマンゴー」さんと「馬喰(ばくろ)町バンド」のジョイント・ライブが行われる。
毎年8月に南砺市福野で行われる、ワールドミュージック・フェス「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」の関連企画。
サカキマンゴーさんは、アフリカ楽器の親指ピアノと、南九州の板三味線「ゴッタン」の演奏家。伝統的な民族楽器を電気処理したサウンドに、鹿児島弁の歌詞を織り交ぜた弾き語りスタイルで、国内のほか、アフリカ、フランス、イギリス、アメリカで活動を展開し、世界的な人気を博している。
「ゼロから始める民族音楽」をコンセプトに活動する「馬喰町バンド」は、「遊鼓」(担ぎ太鼓)や「六線」(弦楽器)などの自作楽器を駆使する3人組。日本各地の民謡やわらべ歌をモチーフに、ポップス、アフロビート、「念仏」などを融合させた独自の「うたあそび」を探求している。
主催者の美谷真希さんは「民族音楽と現代的なサウンドを柔軟に取り入れるマンゴーさんと、各地でフィールドワークを行い、楽器の自作までする馬喰町バンドは共通項が多い」と話す。
「方言を含む日本語の響きや民謡をごく自然に取り入れ、新しいポップ・ミュージックへと昇華している。お互いに戦友として尊敬しあっており、今回の共演を喜んでいる。ほかでは聞けないユニークなライブになるのでは」とも。
オープニングアクトは富山で活動する三味線奏者の平野健太さんが務める。
14時開演。チケット料金は、大人=3,500円、中高生=2,500円。小学生以下無料。事前予約またはフライヤー持参で500円引き。