株式会社池田模範堂(本社:富山県中新川郡上市町、代表取締役社長:池田嘉津弘 以下、当社)が販売するかゆみ・虫さされ薬の「ムヒ」は、2026年に発売100周年を迎えます。

ムヒケース昭和初期(推定10年代)表面
現行のかゆみ・虫さされ薬「ムヒS」
1926年(大正15年)に誕生した「ムヒ」は、初代社長が「他に比べるものが無いほど優れた効き目の製品(無比なる効き目の製品)」という意味を込めて命名し、昭和、平成、令和の時代を超え、多くのお客様の肌のトラブルに寄り添ってまいりました。
100周年という節目にあたり、これまでのあゆみを振り返るとともに、これからの100年に向けた取り組みについてもお知らせします。
○人々の「肌の悩み」から始まった、唯一無比の挑戦
1909年(明治42年)の創業後、1926年に缶入り、ワセリン軟膏の「ムヒ」が誕生しました。当時多くの人々を悩ませていた虫さされのために開発された軟膏は、その効き目から「ムヒ」と名付けられ、富山の配置薬として全国へ広がりました。
【富山から世界へ ムヒシリーズ100年のあゆみ】
● 1909年(明治42年):創業者 池田嘉市郎が家庭配置薬販売を開始。
● 1926年(大正15年):初代「ムヒ」製造開始(缶入りワセリン軟膏)。
● 1931年(昭和6年) :新処方の「白いクリーム状のムヒ」を発売し、爆発的ヒットとなる。
● 1962年(昭和37年):香港・マカオへ輸出開始(ブランド名:無比膏 MOPIKO)。
その後、シンガポール、マレーシアへ販路を拡大。
● 1971年(昭和46年):「液体ムヒS2a」の原型(ムヒL)が登場し、新たなスタンダードと
なる。

1962年:無比膏 MOPIKO
1971年:ムヒL
● 1990年(平成2年): 医薬品のパッケージでは初めてキャラクター(アンパンマン)を
起用した商品「ムヒパッチ」を発売

1990年:ムヒパッチ
現在の商品パッケージ (C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV
● 2005年(平成17年): 毒虫たちによるがまんできない虫さされ・かゆみに効く
「ムヒアルファEX」を発売。
● 2017年(平成29年): 台湾へ輸出開始。(商品名:無比止癢消炎液)
● 2025年(令和7年) :「ムヒS」説明文書の同梱を廃止し、環境に配慮した新パッケージに
変更。
○次世代の研究者を支援する100周年記念事業「池田模範堂賞」
当社は、富山県内の若手研究者を対象に、人類の健康維持・増進に寄与すると考えられる優れた研究を表彰し、健康科学分野の研究発展に貢献しています。来る100周年に向けて、第1回を2025年に実施しました。また、2回目となる2026年は3月1日からエントリー受付を開始します。
「池田模範堂賞」について:https://www.ikedamohando.co.jp/rd/award/
歴代受賞者:https://www.ikedamohando.co.jp/rd/award/winners/
○専務取締役 池田嘉寿人 コメント
「100年前、初代社長が名付けた『無比』という名前には、他にはない唯一無比の存在でありたいという強い願いが込められています。
こうした願いから生まれた「ムヒ」ですが、お客様のご支援があったからこそ、ついに100周年を迎えることができました。本当にありがとうございます。
私たちはこれからも『肌の悩み』を解決するスペシャリストとして、伝統を大切にしながらも、最新の技術や考え方を取り入れ、皆様の暮らしをよりよいものにしていけるよう精進してまいります。そして次の100年も、皆様に一番に思い出していただける存在を目指します。」
○2035ビジョン:池田模範堂は、 ワクワク創造企業へ。
当社のパーパス“唯一無比のこだわりで「心に残る喜び」を生み出しよりよい日常に変えていく”を体現するためのキーワードが「ワクワク」です。当社は2035年に向け、肌を中心とした健康ニーズにワクワクする最適解を生み出し、富山県でワクワク度No.1企業として存在感を発揮する会社になります。
このパーパスおよびビジョンに基づき、発売100周年という記念すべき年を盛り上げるべく、2025年は池田模範堂賞を実施いたしました。
さらに来る2026年夏には富山県にて感謝のイベントを開催予定です。
詳細につきましては、決定次第、順次発表します。
【会社概要】
商号 :株式会社池田模範堂
代表者 :代表取締役社長 池田 嘉津弘
所在地 :〒930-0394 富山県中新川郡上市町神田16番地
創業 :1909年(明治42年)
事業内容:医薬品、医薬部外品、化粧品の製造販売
URL :https://www.ikedamohando.co.jp/