イラストレーター、コラムニストのみうらじゅんさんの企画展「みうらじゅんフェス!マイブームの全貌展 MJ's FES in 富山」が、7月6日から文化施設「富山市民プラザ」(富山市大手町6)で開催される。
1958(昭和33)年、京都市生まれのみうらさんは、武蔵野美術大学在学中の1980(昭和55)年に漫画誌「ガロ」で漫画家デビューを果たす。イラストレーター、コラムニスト、小説家、ミュージシャンなど幅広く活躍し、1997(平成9)年に「マイブーム」で新語・流行語大賞を受賞。仏像、ゆるキャラ、贈られても困る嫌な土産品「いやげもの」など、独自のブームを巻き起こしてきた。みうらさんが撮りためてきたユニークな写真に、いとうせいこうさんが鋭い突っ込みを入れる「ザ・スライドショー」も20年以上続く人気イベントとなっている。
幼少期から収集癖と発表癖をくすぶらせてきたみうらさんは、一般的に見て優れていないとされる品々を「そこがいいんじゃない」と愛(め)でてきた。今回の企画展では、みうらさんが「死ぬまで捨てるもんか」と反・断捨離で収集し続けている「マイ遺品」を展示。仏像のスクラップ集、いやげもの、飛び出し坊やの写真など厳選された品々がそろう。みうらさん制作の平面・立体作品なども展示する。
関連企画として同会場4階「アンサンブルホール」で、みうらさんが原作を手掛け、個性派俳優の田口トモロヲさん、イラストレーターの安齋肇さんらが監督を務めた映画などを上映する。8月12日に「アイデン&ティティ」「ザ・スライドショーがやって来る!『レジェンド仲良し』の秘密」、8月25日に「色即ぜねれいしょん」「変態だ」を上映。各回500円。
開館時間は10時~18時。8月11日は19時~22時まで追加ナイター営業、1ボンカレー付き(先着100人)。入館料は前売り一般=900円、当日一般=1,000円。高校生以下=500円、未就学児無料。9月1日まで。