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富山にヴィヴィアン佐藤さん アートや映画を通して交流

ヴィヴィアン佐藤さん

ヴィヴィアン佐藤さん

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 アーティストでドラァグクイーンのヴィヴィアン佐藤さんが出演するイベントが6月27日より、富山市の各会場で開催される。

ヴィヴィアンさんが描いたオーラの似顔絵

 ヴィヴィアン佐藤さんは気鋭の芸術家で、男性がきらびやかな女性の装いをしてパフォーマンスをするドラァグクイーンでもある。美術、映画、建築などに造詣が深く、トークイベント、ワークショップ、文筆活動などを通して、ジャンルを横断した独自の見解を披露している。

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 27日は富山市岩瀬にあるカフェ「MUROYA」(富山市東岩瀬村1、TEL 076-437-6665)でトークイベント「MUROYA アートラボ・雑談晩餐会~ヴィヴィアン佐藤に聴き対話」が開催される。シェフによる特製おつまみと、チェコ出身で岩瀬在住の醸造士コチャスさんが造るクラフトビールを楽しみながら、参加者がヴィヴィアンさんに質問をしたり話し合ったりする。ヴィヴィアンさんに質問をした参加者、同店の他イベントに参加申し込みをした参加者には「酒かすマカロン」が贈られる。

 企画のトムスマさんは「博学で深く確かな礎の上を歩きながら、いつの間にか既成概念を超えていく風景を見せてくれる人。ヴィヴィアン佐藤さん自身が越境した芸術作品であるのと同時に、周囲の人々の心の目が開かれていくそのミームの美しさに魅了される」と話す。

 28日は富山市中心商店街のシネマカフェ「ほとり座」(中央通り1)で、映画上映とトークのイベント「ヴィヴィアン佐藤と語る夜。」が開催される。ドイツのヒューマンドラマ「希望の灯り」を上映し、ヴィヴィアンさんがナビゲーターとなり観客を映画の世界へといざなう。予約は会場のホームページで受け付ける。

 イベントを企画した樋口裕重子(ゆちこ)さんは「ヴィヴィアンさんに映画の旅へと誘ってもらい、知らない人と同じ映画を見た感想や、思いを共有する映画体験の場になれば」と話す。

 29日は富山市花水木通りのイベントスペース「NEWPORT」(南田町1)でイベント「La grande bellezza(ラ グランデ ベレッヅァ)」が行われる。ワークショップ、トークセッション、交流会「ヴィヴィママデー」の3部構成。参加者は3部のうち好きなところから参加できる。

 北陸では初めてとなるワークショップ(参加費1万円・要予約)は12時に開始する。参加者が時間をかけた手作業とヴィヴィアンさんとの会話を楽しみながら自分らしさを問い、大きく華やかなオリジナルのヘッドドレスを作る。トークセッションは、日本大学芸術学部美術学科教授でテレビ番組「なんでも鑑定団」の鑑定士としても活躍する大熊敏之さんを迎え、「一人一人がアーティスト~『らしさ』をこえた『自分らしさ』~」をテーマに話す。交流会「ヴィヴィママデー」では、DJによる選曲をBGMに、会話を楽しんだり、踊ったり、ヴィヴィアンさんに「オーラの似顔絵」(先着10人、2,000円)を描いてもらうなど自由に楽しむことができる。

 イベントを企画したのは、店舗を持たずオリジナル着物の制作やリメークを手掛ける「キモノヨロズ屋 kan-on」(TEL 090-4322-4123)の丸田晶代さん。丸田さんは「4年前にヴィヴィアンさんが来県したとき、インパクトがある見た目と、物腰の柔らかさ、知性のギャップに魅了された」と振り返る。「ワークショップは自分自身が見過ごしている『自分らしさ』という宝物を発掘する作業と聞いた。私自身、たんすの肥やしになってしまった着物をどう生かすかを考えながら制作・販売している。目の前にある宝物に気付かず無駄にしているのは、物も心も同じなのでは。ヴィヴィアンさんと過ごす時間のなかで参加者が大切なことに気付くきっかけとなれば」と話す。

 開催時間は、27日=19時~21時、28日=19時20分開場・19時50分上映、29日=トークセッションは19時~20時、交流会は20時30分~。入場料は、27日=一般3,800円・学生2,000円(ワンドリンク、おつまみ付き)、28日=2,000円(ドリンク代込み)、29日=トークセッション2,000円、交流会2,000円(トークセッション参加者は1,500円、ワンドリンク付き)。

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