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富山の古民家カフェ内に生花店 野花を取り入れ癒やしの空間に

店内の様子

店内の様子

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 野花や山の草木を販売する生花店「草むら」が6月5日、富山市の古民家カフェ「socca+cafe(ソッカフェ)」(富山市奥田町)内にオープンした。

素朴な可愛らしさがある草花のリース

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 店主の菊伊宏美さんが、知人の山や森、畑にある植物など各所に出かけて集めたものを中心に、山野草の苗、手作りの草花のリースやブーケ、草花の雰囲気に合うように市場で仕入れた花材も扱うほか、陶器やガラスの花器、押し花のタペストリー、丸太のフラワーベースなど県内外の作家の作品をセレクトした雑貨も販売する。

 市内の花店で勤務した後、たくさんの植物に触れて育てる経験をしてみたいと、自然豊かな場所で薬用植物を育てる仕事にも携わったという菊伊さん。山野草の魅力について、「優しくて自然のままの形がかわいらしく癒やされる。自然の中へ行き四季折々の植物の日々変わる姿の美しさや力強さに元気をもらう」と話す。

 1年ほど前からイベント出店のほか、道端に咲く草花や庭の花を暮らしに取り入れる楽しさを提案する「摘み草会」などのワークショップを行ってきた。実店舗について、「草花について楽しそうに話す人たちや植物を通して人と人がつながっていく様子を見て、いつでも草花を楽しめる場所を作れたら、と思った」と振り返る。

 実店舗の入る「ソッカフェ」店主の久保田かおりさんは「店の一角に生花店が入ったことで、森林浴をしているような気持ちのいい空間になった。季節を感じられると思う」と話す。

 「草木に囲まれゆっくりと心穏やかな時間を過ごしていただけたら」と菊伊さん。「これからも野の草花で楽しむことを考えていきたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~17時。日曜・月曜・火曜定休。

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