富山在住の「本好き女子」が企画したイベント「3びきの古本屋 そして、手づくりのナニか」が2月10日・11日、「古本と珈琲 ジンジャーラーメンブックス」(富山市南田町)で開催される。
両日、3人の古書店店主がそれぞれテーマを設けて選んだ本をはじめ、ブックカバーやしおりなど手作りのブックアイテムを販売する。
主催者の一人で「音本屋」店主の伊藤亜紀子さんによると、石川県の古本イベントで知り合った「亀福象(かめふくぞう)」店主の福田千佳子さんと意気投合し、「女子会のようなブックイベントをしよう」と同イベントを企画したという。いつもは一般書店で本を買う人や、古書店に行ったことがない人も参加できる「敷居の低いイベント」を目標に掲げる。
「3びきの古本屋」は、絵本「3びきのくま」からインスピレーションを受けて福田さんが名付けた。「3びき目」のゲストとして、南砺市の農村でブックカフェを夫婦で営む「コメ書房」高橋直子さんが加わった。
毎回テーマを決めて自分の読んだ本を販売する「音本屋」も、絵本や児童文学を中心とした古本をそろえる「亀福象」も、これまで各地のフリーマーケット形式の古本イベントに出店してきたが自主イベント開催は今回が初めて。伊藤さんは「初企画でどうなるかは未知数だが、形を変えながらも続けていけたら」と意気込む。
伊藤さんは「本を売るだけでなく、店主同士やお客さんとの会話も楽しみたい。本が好きな方、普段本を読まない方も気軽に来てほしい」と呼び掛ける。
開催時間は11時~17時。入場無料。