DJイベント「HOUSE GROW(ハウス・グロウ)」が10月6日、富山駅前にあるクラブ「MINORITY(マイノリティ)」(富山市桜町2)で行われる。
同イベントは2002年、富山駅前のクラブ/ライブハウス「MAIRO(マイロ)」(同)が開店した頃に県内の若手DJが集まり、毎月イベントを行うようになったのが始まり。ハウスを中心に最新のダンスミュージックからクラシックスと呼ばれる名曲までをDJが継ぎ目なく選曲し、来場者は一晩踊り明かす。
これまで国内外の著名なDJも登場し、北陸のダンスミュージック・シーンを代表するイベントとなったが、2014年12月に開催した130回目で一度終了。約3年の休止期間を経て昨年10月、ノルウェーのダンスミュージックのゴッドファーザー的存在であるビョーン・トシュケさんをゲストに迎えたイベントで復活を遂げた。
今回は異例の入場無料。主宰のKENJEEさんは「駆け出しの頃から『MAIRO』や『MINORITY』との信頼関係があったからこそ、イベントを続けることができた。大きな音で音楽に合わせて踊る気持ち良さ、普段知り合わないような人との出会いなど、クラブで遊ぶ楽しさを味わってもらえれば。気軽に訪れてほしい」と呼び掛ける。
出演DJは、SHIMAさん、TACHIBANAさん、WATARU TAKANOさん、KENJEEさんの県内レギュラーメンバー4人で、全員DJのキャリアは20年近くになる。KENJEEさんは「それぞれ磨いてきたプレーテクニックとキャラクターの違いが見どころ。例えるならば、SHIMAは多幸感があり、TACHIBANAは思い切りがあり快楽的、WATARUは陽気。自分は情熱的な選曲だがミックスは繊細だと思う」と話す。
「若い頃に比べてDJとして出演する回数は減っても、一回一回に刺激を受け吸収し確実に成長している。DJに興味がある、これからDJに挑戦したいという若い人にも遊びに来てもらい、交流していきたい」とも。
22時開場。入場無料(別途ドリンク代600円)。来場者には先着でミックスCDを進呈する。