立山の麓に立地するコンビニエンスストア「立山サンダーバード」(立山町、TEL 076-483-3331)で6月頭から、新商品のサンドイッチ「カレーライス」が販売されている。
同店は店主の伊藤敬吾さんが手作りする100種類近くに及ぶサンドイッチ、バーガー、おにぎりで独自性を打ち出す。夏限定の「冷やし中華サンド」(270円)などのユニークな商品が話題となり、メディアで取り上げられたことで全国的に知られるようになった。ホタルイカ、白エビなど地元の名産品を積極的に具材に取り入れ、登山に訪れた観光客を中心に人気を得ている。
新たに販売した商品は、カレーライスを丸ごとパンに挟んだサンドイッチ「カレーライス」。「お客さんから『カレーのサンドイッチはないのか?』と尋ねられ、せっかく新たに作るならルーだけではなく、ライスも一緒に挟もうと考えた」と話す伊藤さん。毎回、常連客との掛け合いの中からアイデアが生まれるといい、ほかにもチョコレート菓子を挟んだスイーツ系サンドイッチが新たに仲間に加わった。人類が初めて月面着陸に成功した「アポロ計画」に着想を得て、商品名を「月に行こう!」と名付けた。
同店のファンだという富山市在住の30代女性は、「アイデアが枯渇せず、毎月のように新商品が出てくるのが店の魅力。カレーのルーを具材にするのは平凡な発想だが、カレーライスそのものをパンに挟むとは驚きだ。ぜひ食べてみたい」と話す。
営業時間は5時~20時。