富山駅北口正面にある文化施設「オーバード・ホール ハイビジョンシアター」(富山市牛島町9、TEL 076-445-5620)で6月3日、ダンスドキュメンタリー映画の上映とトークセッションが行われる。
同ホールと富山市中央通のシアターカフェ「ほとり座」(中央通1)のコラボレーション企画となり、昨年に続いて2度目の開催となる。イベントは2部構成で、午前にイスラエルのダンスカンパニー、バットシェバ舞踊団の振付師オハッド・ナハリンさんに長期密着したドキュメンタリー映画「ミスター・ガガ 心と身体を解き放つダンス」を上映。午後は、舞踊家・中川賢さんをゲストに招き「コンテンポラリーダンスの魅力とは-Noismで踊り続けること」と題したトークセッションを開く。
1983(昭和58)年、富山生まれの中川さんは、6歳で現代舞踊を始める。日本大学芸術学部演劇学科洋舞コースを卒業後、日本のコンテンポラリーダンス界をけん引する平山素子らのコンテンポラリーダンス作品に出演。帝国劇場で開催されるミュージカルやショーにも精力的に出演し、2010年からはレジデンシャル・ダンスカンパニー(公立劇場専属の舞踏団)「Noism1(ノイズム・ワン)」に所属する。
トークセッションで進行を務めるほとり座の田辺和寛さんは「ダンスについて知識の深い人もあまり知らない人も、双方が聞いて楽しめるようなトークセッションにしたい。体を使って表現する舞踏家の考え方や表現方法、それらに対して行う日々の取り組みやプロダンサーについてなどを質問しつつも、ダンサーとしてではない中川さん自身に迫るようなトークも自然に出てくるよう、リラックスした時間をつくりたい。僕自身も楽しんでトークできれば」と話す。
開催時間は午前の部=10時30分~、午後の部=13時~。チケット料金は1,800円。問い合わせはアスネットカウンター(TEL 076-445-5511)で受け付ける。