高岡市の伏木港万葉ふ頭万葉3号岸壁に5月8日、大型クルーズ客船「MSCスプレンディタ」が寄港する。
2009年に就航し、総トン数13万7936トン、全長333.3メートル、幅37.9メートルの大きさを誇る同船。船内には、客室、プール、3Dシネマ、フィットネスジム、バー、カジノ、ディスコなどを備える。同港に寄港するのは今回が初めて。
当日は13時から、「入港お出迎えイベント」を行う。高岡第一学園第二幼稚園の園児による演技、富山県と富山県西部6市のキャラクター、ゆるキャラによる「おてふり」を予定する。20時からは「出港お見送りイベント」として、地元弥紀(みのり)の会による「伏木帆柱起し祝唄おどり踊り」、伏木錬成館によるバトントワリング、富山大学よさこい部TNCによるよさこい演舞、クライマックスには、音楽と共に花火を打ち上げる。
港内では富山県西部6市による観光案内、地元商店による土産品などの販売、移動販売車によるラーメン、カレーなどの飲食販売も予定する。
高岡市産業振興部みなと振興課の小清水秀さんは「今までに伏木港に入港した船の中でも全長が最大の船になるので、その迫力を実感してもらいたい」と話す。「地元の幼稚園児の演技や伏木伝統の『伏木帆柱起こし祝唄踊り』などで、乗客や乗員の皆さんに、また高岡に足を運びたくなるような高岡ならではのおもてなしをしたい」とも。
同船は5月6日に横浜を出港し、8日の13時に伏木港に入港。21時に出港の予定となる。その後は金沢、舞鶴、釜山、鹿児島、高知を順に巡り、5月15日に横浜へ帰港する。