食べる

富山・日本海食堂で「旧車ミーティング」 昭和の日にカーマニア集う

富山・水橋で「旧車ミーティング」

富山・水橋で「旧車ミーティング」

  • 0

  •  

「昭和の日」の4月29日、カーマニアによる「旧車ミーティング」が富山・水橋の「日本海食堂」(富山市水橋堅田)で開催された。今回で5回目。

昭和の懐かしいムードが漂う店内

[広告]

 同店は1965(昭和40)年の創業以来、「北陸路のオアシス」として半世紀にわたり長距離運転手に愛されるドライブイン。現在は2代目店主・種口茂さんの趣味で集めたホーロー看板やアイドル歌手のポスター、ドリフターズのノベルティグッズなど懐かしいアイテムが店内を彩る。

 中でも、こぞって店に集まるのが旧車マニア。10年ほど前から、ドライブイン特有の広大な駐車場を目当てに、50~80年代の国産車に乗った人々が県内外から訪れるようになった。種口さん自身がクルマ好きということもあり、昭和の日である4月29日に有志を募って「旧車ミーティング」なるイベントを開催。マニアたちが互いの車のタイヤホイールやエンジン部分を披露し、語り合うという濃密な時間が繰り広げられる恒例行事となっている。

 今回、とりわけ目を引いた旧車を種口さんに聞いた。1台目は1981(昭和56)年に発売された「日産スカイラインR30型」。往年の人気刑事ドラマ「西部警察」内で活躍した6代目の「赤のスカイライン」で、種口さんによると「警視庁西部警察署捜査課こと『大門軍団』の魂を乗せていた」という。2台目は1960(昭和35)年発売の「富士重工ラビットスクーター S301型」。同年開催された南米横断1万キロ・ラリーで、隊長として参加していた石原慎太郎さんが乗ったスクーターだ。最後は、種口さん愛車である1972(昭和47)年発売の「日産ダットサントラック 620型」。丸いフォルムが愛らしいトラックだ。

 種口さんは「店が閉店してもなお、真っ暗な駐車場で語り合っていた。マニアたちの熱い宴は終わらない」と半ばあきれながらも、うれしそうに語る。

 営業時間は11時30分~15時、16時30分~20時。水曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース