北日本新聞小矢部西部販売所(小矢部市石動町2)で3月21日、ファッションの祭典「メルへニズムマーケット」が行われる。
小矢部市内にあるメイド喫茶「メルト」(埴生)を経営するMiyaB(みやび)さんが実行委員長を務める同イベント。MiyaBさんは「ゴスロリファッションやパンクファッションが好きで、東京まで買いに行っていたが、富山に住んでいるとその格好で出掛ける機会があまりないと感じていた。昨年、小矢部で街角コスプレーヤー&痛車コレクションというイベントが行われた際、北陸でも独特なファッションを楽しんでいる人がいることを知った。そんな人たちで和やかに過ごせる場所を作りたいと思った」と開催のきっかけを話す。
フェイスブックやツイッターなどのSNSを通して出店者を募集し19の出店者が集まった。当日は自作品や中古・未使用品などの洋服・雑貨販売、似顔絵、占い、ライブペイント、サブカル・ポップカルチャーを提供するご当地マガジン「トヤマガ」の試し読みや最新刊の販売、メイド喫茶「メルト」のドリンク販売などを各ブースが繰り広げる。購入した品すぐにSNSで発信できるよう、試着室、撮影ブースも設ける。
「ファッションの好みが同じ人同士が友達になれば、好きなファッションで一緒に出掛けることもできる。地域でにぎわいを作っている出店者の存在もこのイベントを機に知ってほしい。自分らしくいられる時間を提供したい」とMiyaBさん。「ゴシック、ロリータ、スチームパンク、コスプレ、和洋装など、不思議で楽しい洋服やアクセサリーの店が集まるイベント。いつも身に着けている人だけではなく、これから着てみたい人や何となく興味がある人も、ぜひ来場していただければ。不思議なメルヘンの世界に飛び込んでみてほしい」と呼び掛ける。「今後は半年に1度の開催を目指す」とも。
開催時間は10時~16時。入場無料。