滑川市にある博物館「ほたるいかミュージアム」(滑川市中川原)は3月1日より、「ほたるいか海上観光」の予約受付を開始した。
早朝3時に滑川漁港を観光船で出港し、定置網でのホタルイカ漁を間近で見学する同ツアー。夜明け前の暗闇の海上で、ホタルイカの幻想的にきらめく光の群れを見ることができる。
ホタルイカは、春になると産卵のために富山湾沿岸に集まり、青い光を放つ。滑川市の海面は、世界でも珍しい「ほたるいか群遊海面」として、国の特別天然記念物にも指定されている。
同館職員の小林昌樹さんは「今年は3月21日から5月6日まで毎日出航を計画しており、これまでよりもロングランとなっている。初日から4月29日までは2隻体制としているので、より多くの方に海上観光を楽しんでもらえるのでは」と話す。
同ツアーは早朝の午前3時に滑川漁港を出航予定だが、当日の天候によってはやむを得ず欠航する場合もある。欠航となった場合は観覧料が徴収されないほか、同館での「ほたるいか発光ショー」を早朝から見ることもできる。
小林さんは「せっかく早朝に集合いただいても荒天で出港できなかったり、出港したとしても天候や潮の流れによっては、ホタルイカの発光がきれいに見られなかったりすることもある。自然相手であることを、ご理解いただきたい」と呼び掛ける。
観覧料は大人=5,000円、小・中学生=3,000円、幼児乗船不可。定員は3月21日から4月29日が80人、4月30日から5月6日が40人。専用ダイヤル(TEL 076-475-0100)のみで予約を受け付ける。