射水市にある寺院「光照寺」(射水市市井)で3月11日、音楽イベント「発明前夜」が開催される。
3月2日から31日まで同会場で開かれる、現代美術家・山村俊雄さんによる個展「玲瓏(れいろう)」を記念し行われる同イベント。玉のような美しさを意味する「玲瓏」をテーマに、インスタレーションやライブ、ダンスなどを行う。同寺で音楽イベントが開催されるのは2度目となる。
出演者は「シャムキャッツ」「smoug(スマウグ)」森ゆにさんの3組。東京を拠点に活動する「シャムキャッツ」は、アコースティックギター、エレキギター、ベース、ドラムで構成され、サイケデリックロックやネオ・アコースティックサウンドに日本語を乗せたシンプルなロックを奏でる。エレクトロニカ・ポストロックバンド「smoug(スマウグ)」は、打ち込み音楽を多く取り入れた楽曲が特徴。高岡市の銅器メーカー「能作」とコラボレーションし、伝統職人が出す金属音をサンプリングするなどユニークな活動を行っている。シンガー・ソングライターの森ゆにさんは、寺院にあるアップライト・ピアノの弾き語りを中心としたライブを披露する。
ライブのほか、シンガー・ソングライターゆーきゃんさん、音楽ライター渡辺裕也さん、光照寺の公文名到さんによるトークセッション「その日をもっていくこと、さかい目を越えていくこと」、コンテンポラリーダンスのパフォーマンス披露など、さまざまな内容を予定する。
会場の外では、富山の音楽レーベル「TOKEI RECORDS」によるCD販売、「ひらすま書房」(射水市)による古書販売、「m?ni-coffee」(南砺市)、「vege&bar シンバル」「Here We Are! 45 Cafe」(以上、富山市)の飲食ブースも並ぶ。
会場でBGMを担当するDJ CHIGONさんは「お寺はもともと、地域の人々の集いの場として開かれたもの。音楽好きはもちろん、興味を持った人は気軽に遊びに来てほしい」と話す。
14時開演。チケット料金は、前売り=3,300円、当日=3,500円。高校生以下は500円、親子での来場者は1500円キャッシュバックがある。