富山市にある「環日本海交流会館」(富山市内幸町6、TEL 076-444-7679)で3月3日、「ネパール仏教の新年お祝いロサール」が開かれる。
富山県では初開催となる同イベント。当日はネパールと日本の音楽の演奏をはじめネパールの舞踏の披露、新年に食べる伝統菓子「カプセ」の提供などを行う。世界最高峰のエベレストを登頂した登山家のラマ・ゲルさんによるエベレストサミットも予定する。
ネパールやチベットでは、新年になると「ロサール」という祝いの行事が行われている。ネパールでは部族によって元日が異なるが、同イベントではそれぞれの部族が共に祝えることを考慮し、3月上旬に開催を決めた。現地で行われる「ロサール」は、親戚や知人の家を行き来しながら、「カプセ」をはじめとするさまざまな料理を食べながら舞踏を行うという。
主催の「富山ネパール文化交流協会」は、2015年のネパール地震の際に義援金の募金活動をきっかけに結成。県内有志と北陸在住のネパール人が協力して、現在も募金活動や現地での支援活動を行う。「より楽しく」をテーマに、ネパールの祭り「ダサイン」などのイベントや本とネパールの文化の勉強会などを定期的に行っている。
射水市在住で仏教絵画の作家活動をしている同協会のダルマ・ラマ会長は「日本にいるネパールの人たちが富山の方々と交流し、お互いの文化を楽しんでもらうことで、日本とネパールの交流をより発展していけたら。気軽に来ていただければ」と呼び掛ける。
開催時間は14時~17時。参加費は1,000円。参加予約はホームページ、フェイスブックで受け付ける。