富山市中心部にある文化施設「富山市民プラザ」(富山市大手町6)で2月24日・25日、コンテンポラリーダンサーの田畑真希さんによるダンス公演「つづく…」が行われる。
3歳からクラシックバレエを始めた田畑さんは、桐朋学園短期大学演劇科に入学。演技、日舞、狂言、ジャズダンス、アクロバットなどを学んだ後、さらなる身体表現の可能性を求めて2000年にコンテンポラリーダンスの世界へ。山田うんさん、伊藤キムさんらの舞台にダンサーとして参加する一方で、2007年には振付家としての活動も開始。2017年3月に「オーバード・ホール」(富山市牛島町)で行われた「舞台の上の美術館II」の一環で、舞台「仮様祭り」の振り付けを手掛けて好評を博した。
富山では5度目となる今回の公演では、独創的な世界観が魅力の手織り「さをり織り」による衣装や舞台美術を設置。観客に至近距離で熱気を感じてもらいたいという思いから、あえてコンパクトな舞台を選んだ。富山在住のパーカッショニスト、ヤマダベンさんの生演奏に合わせ、田畑さんらダンサーたちが、ユーモラスでありながらエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げる。公演2日目となる25日の終演後には、アフタートークも予定する。
同公演を手掛ける市民プラザの担当者は、「目と鼻の先で繰り広げられパフォーマンスは驚くほど迫力に満ちており、ダンサーたちの躍動する肉体、息遣いに圧倒されるはず。田畑さんのダンスは見る人を元気にさせる力がある。今回は『さをり織り』の美術や、田畑さんの指導を受けて、キラリと個性を発揮する市民ダンサーたちのダンス共演も見どころ。コンテンポラリーダンスは、決まったスタイルのない自由なダンスなので、見る側も自由に楽しんでもらいたい」と話す。
開演時間は24日=18時、25日=14時。料金は、一般=2,000円(当日2,500円)、小~大学生=1,200円。