魚津市の金太郎温泉近くにあるハンドメード時計&アクセサリーの店「meu tempo(メウ・テンポ)」(魚津市東尾崎)で6月25日、県内東部の店による「meu tempoのチクタク市」が開催される。
フライヤーを持つ「よこわけ文庫」天野さん。イラストは妻で美術作家の裕香子さんが担当
古い鍼灸(しんきゅう)院を改装し昨年11月にオープンした同店。店主の伊藤美沙さんが作るアンティーク風の腕時計や真ちゅうを使ったアクセサリーを販売している。
同店で古本市を開いてみたいという「古本よあけ」と「よこわけ文庫」天野さんの提案を受け、「地元を盛り上げつつ自分たち自身も楽しめる場所を作りたい」と、以前から構想があった飲食関係など異業種とのイベントを企画した。黒部市出身の伊藤さんが「他地域と比べイベントが少ないと感じる県東部で、この地域に目を向け知ってもらえる機会になれば」と、黒部市や魚津市の知人の店主らに声を掛けた。
参加するのは、パンと焼き菓子の店「てくてく」(魚津市)、移動販売カフェ「CAFE HAHAHA」(黒部市)、全国各地の古本イベントで出店している「古本よあけ」(魚津市)、「よこわけ文庫」(黒部市)に加え、富山市岩瀬から移転準備のため現在休業中の古道具店「スヰヘイ社」の5店。同店のシェアスペースで、地元の素材を使ったパンや菓子、コーヒーやコーヒー器具、さまざまなジャンルの古本、古道具などをそれぞれ販売する。
主に県内のイベントやカフェでの置き本をしている「よこわけ文庫」天野陽史さんは、「呉東で活動する魅力的な店主が集まる、小さくともすてきな市になると思う。今後は少しずつ新たな試みもしながら定期的に開催していきたい」と話す。
「再発見したりつながりができたり、出会いがあるイベントにしたい」と話す伊藤さん。「出店者の皆さんが選ぶもののセンスや作るものは、どれもお薦めのものばかり。まだ知らない方にもご紹介したいので、個性派の店主たちに会いに遊びに来てほしい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~17時。入場無料。