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高岡市がPR動画制作 富山のバンドが高岡の魅力をラップで表現

楽曲制作とラップを披露した「ザ・おめでたズ」とボーカルのayakoさん

楽曲制作とラップを披露した「ザ・おめでたズ」とボーカルのayakoさん

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 高岡市が制作する「文化創造都市TAKAOKA」のホームページ上で5月12日、PR動画の配信が始まった。

画面に合わせた動きをする撮影風景

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 市が昨年度から取り組んでいるシティープロモーションプロジェクト「文化創造都市 TAKAOKA」の一環として制作された。同プロジェクトは昨年、瓦版と称したタブロイド版の冊子を2誌(町民編/職人編)作製。同誌では、400年の歴史と現在へと続いている文化、技術を紹介している。タブロイド版と同時にウェブ媒体でも「今、現在でもご先祖様と同じような立場で活躍する現代人をご先祖様が紹介する」というスタイルでインタビューなどが掲載されている。

 同プロジェクトとウェブのPRのために作成した今回の動画。プロジェクト全体のコンセプトである「ライバルはご先祖様」をテーマに、前田利長や町民らをキャラクターに仕立て「高岡のこれまで、現在、これから」をラップで表現した楽曲「ライバルはご先祖様 feat.ayako」と共に映像化した。

 楽曲は地元・高岡を拠点に活動する、富山大学芸術文化学部の卒業生で結成するラップバンド「ザ・おめでたズ」が作成。ボーカルには現役大学生のayakoさんを起用した。同バンドのヒヒさんは「400年の歴史を作ってきたご先祖様を『ライバル』として、尊敬とさらにその上を目指したいという向上心を歌った」と振り返る。

 高岡の伝統工芸や銘菓、見どころなども収められた映像は、デザイン会社「ROLE/」の羽田純さんが手掛けた。「ご先祖様のキャラクターと現代人である『おめでたズ』が一緒に歌うような、一体感のある作品にしたかった」と話す。

 プロジェクターでスクリーンに投影したアニメーションの前に歌い手が立ち、その様子を撮影。絵柄を避けながら歌い踊るというスタイルで、合成や編集は一切なしの一発撮りで行われた。収録は20テイク以上行われ、開始から終了まで約6時間を費やした。曲の最後に利長さんを胴上げしている場面では、映像が見えない中でいかに自然な胴上げに見せるかにこだわり、手の形や立ち位置、上下するリズムなど、試行錯誤を繰り返して完成にこぎ着けたという。

 羽田さんは「高岡を盛り上げるPR動画をぜひ見てほしい」と呼び掛ける。

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