商店街にある旧エルフビル「若林ビル」(富山市中央通り1)前で2月4日、「ぜんざい・お雑煮祭り」が行われる。
富山市内の農家や加工業者で結成する「とやま地産・味こだわりの会」が2007年から開いている同イベント。会員が前日についた県内産の新大正餅を大根やニンジンといった地元の野菜を取り入れながら雑煮、ぜんざいに仕立て販売する(各200円)。
2004年に発足した同会は、現在12人の会員で構成。中央通り商店街「シャルムビル」(中央通り1)1階の一角で農作物や総菜、加工品の販売を行っている(水曜・日曜を除く)。
長年、中央通りの街なかサロン「樹の子」でも農産物や加工品を販売していたが、昨年4月に市の事業見直しによって営業終了を余儀なくされた。多くの客の声を受け、同ビルに場所を移して営業を再開。しかし、高齢化などさまざまな事情から、同所での販売も2月末で終了することになった。
会長の庄司寿美子さんは「私たちは対面販売を売りにしていたが、会員の高齢化など対面販売ができない状況となってきたので、苦渋の決断をした」と話す。「皆さんに支えられてここまでやってこれて感謝の気持ちでいっぱい。お客さんの要望に応えることができず申し訳ない。前日から一生懸命餅の仕込みをするので、たくさんの人に食べに来てほしい」と意気込む。
開催時間は10時~(なくなり次第終了)。