黒部市の宇奈月温泉(黒部市宇奈月温泉)で2月4日、「第71回宇奈月温泉雪のカーニバル」が開かれる。主催は宇奈月温泉雪のカーニバル実行委員会。
昭和初期より、冬の風物詩として行われている同イベントは今年で71回目。当日は雪像コンテストや左義長神事、たいまつウオーク、たいまつスキー、雪上音楽花火打ち上げが行われる。メイン会場となる宇奈月公園では、地元ブランドの黒部名水ポーク入りの鍋が振る舞われる。
宇奈月温泉街在住者と在職者が参加する「雪像コンテスト」は、約20作品の雪像を予定。優秀作品は夜の部で表彰される。近年ではモン・サン・ミッシェルを模した作品やスター・ウォーズのミレニアムファルコンなど、こだわりの作品が増えているという。昨年の最優秀賞は、音楽祭のキャラクターがオーケストラを構成する様子を模した、モーツァルト音楽祭実行委員会の「雪のアマデウナズキン」が受賞した。
たいまつウオークは、火がともされたたいまつを持って、宇奈月の温泉街を歩くイベント。参加したことのある男性は「幻想的な体験にわくわくした」と振り返る。事前予約なしで、当日参加が可能。
たいまつスキー滑走は、宇奈月スキー場から出発し温泉街を経由、宇奈月公園までを滑走する。イベントのクライマックスには約1700発の花火が打ち上げられる。
黒部・宇奈月温泉観光局の石田智章さんは「宇奈月の雪が覆われた峡谷美は、寒さが厳しい今だけ見られる景色。昼は雪像を楽しみ、夜はたいまつウオーク、たいまつスキー、フィナーレの花火と見どころが多い一日。イベントの後は冷えた身体を温泉で温めていただければ」と話す。
当日は接道が設置するため、宇奈月温泉街は道路の通行規制が行われる。寒さが厳しく、融雪装置が止められ、足元が悪くなるため、防寒具、長靴の着用を呼び掛ける。
雪像コンテストは日中に開催。夜の部は19時からスタート。