飛鳥山善興寺(高岡市)ほかで3月4日・5日、「スクール・ナーランダ Vol.2富山」が開催される。
浄土真宗本願寺派(京都市下京区)が「現代版寺子屋」として10代~20代の若者を対象に、京都府(本願寺、伝道院)と富山県高岡市(飛鳥山善興寺ほか)で開催する同イベント。
会期中、浄土真宗僧侶をはじめ、さまざまな分野の専門家を講師に招き、参加者を交えたディスカッションや歴史的建造物見学などを行う。
高岡会場では「土徳~土地からのいただきものが育むものづくり~」をテーマに、戦中戦後に富山へ疎開していた板画家・棟方志功の作品群観覧や、日本民藝協会常任理事で真宗大谷派僧侶の太田浩史さんらが、「民衆的工芸」への興味と理解を深める講義を行う。
このほか、高岡の金属鋳物メーカー「能作」の能作克治社長、「シマタニ昇龍工房」四代目社長で鍛金職人の島谷好徳さんを講師に招き、工房見学やワークショップを通じ、地元で400年以上続く伝統産業の世界を学ぶ。
運営事務局スタッフは「当企画を通じて、先人から学ぶ生き方を自分の軸の一つとして持ち、未来を切り開いていってほしい。地域の魅力や課題を知る機会にもなれば」と話す。
開催時間は各日=10時~17時30分。参加費は1日=2,000円、2日間=3,000円(以上、昼食代込み)定員は50人(対象年齢=15歳~29歳、定員に達し次第受付終了)。申し込みはメールかファクスで「浄土真宗本願寺派 子ども・若者ご縁づくり推進室」まで。