富山市の「アピアショッピングセンター」内にあるベーカリーショップ「KARVAN(カールヴァーン)」が1月10日、新メニュー「テイクアウト・スープ」の販売を始めた。
発酵時に音楽を聴かせた「サウンドミルク食パン」が人気の同店。エチオピアの野生種のコーヒーや魚津市で生産した減農薬特別栽培のオリジナル米「弥生」など、提供するパンの材料にこだわりを持つ。
代表の三ツ塚亘さんは「グルテンフリーの米粉を使ったパンメニューを増やしている。安心安全でおいしいものをさらにお客さまに届けることができたらと思い、スタッフが作るスープの販売を決めた」と話す。
スープはテークアウトのみの販売。レシピは同店がプロデュースする、洋服と着物のブティック「I COINCIDENTALLY(アイコインシデンタリー)×蒼志(そうし)」(富山市五番町)店長の金坂佳子さんによるもの。
金坂さんは「祖母ののみ下し困難がきっかけとなり、スープを作り始めた。身体によいものを意識するうちにブイヨンを手作りし、旬の食材を使うようになった」と話す。
現在販売中のスープは「ニンジンのポタージュ」(370円)。6種類の素材からダシをとった洋風ブイヨンとニンジンピューレで作る、優しい味わいが特徴だ。仕上げには、牧草だけで育った乳牛から作るグラスフェッドバターを使う。スープは月ごとにメニューを替え、値段もそれぞれ異なる。
金坂さんは「乳製品をなるべく抑えたスープを作りたかった。身体に優しいとされるグラスフェッドバターを加えることでスープにコクが出て、カールヴァーンの米粉パンともマッチした。次は富山県産大豆を使用したスープを作りたい」と意欲を見せる。
販売日はフェイスブックで確認でき、系列店「喫茶サロンひとつ」(富山市五番町)でも販売する。
営業時間は10時~20時。休みはアピアショッピングセンターに準ずる。