射水市のインド・パキスタンカレー専門店「DILレストラン」(射水市作道)で現在、「100円ターリーセット」を販売している。
黄色の外観がトレードマークの店は「黄金城」の愛称で親しまれている
ターリーとは、インドやパキスタンでは「ステンレス製の大皿」を意味し、同セットは大皿にナン、サラダ、ドリンク、カレー、サイドメニューを好みで選べる構成となっている。
選べるサイドメニューは、チキンティッカ(骨なしのタンドールチキン)、パコラ(野菜の天ぷら)、ゆで卵、アルーティッキ(インド風コロッケ)など、最大18品目の中から注文が可能。最低6品から対応し、すべてのメニューは100円(税別)で追加注文できる。
約25年前から中古車業を営むパキスタン人が数多く転入したことにより、ムスリム(イスラム教徒)の人口が増加した富山県。
同店は2003年、「富山モスク」から最も近いインド・パキスタン料理店が増える射水市にオープンした。黄色一色の特徴的な建物から、地元カレーファンから「黄金城」の愛称で親しまれている。
パキスタン人労働者を賄うため、イスラム法にのっとって処理されたハラール食材を使う同店では、シェフは常にムスリムのシェフを雇い、射水市にある「カシミール」とともに10年以上、本格的なパキスタン料理を提供している。
店主のディルさんは「いろんなカレーやバーベキューメニューを楽しみたいという声があったため、手頃な価格で楽しめるセットを企画した。600円(税別)で6種類、1000円(税別)で10種類と、サイドメニューをたくさん食べたい方や、普段インドカレーを食べ慣れていない方にもお薦めしたい。オリジナルターリーに入る商品も徐々に更新していこうと思う」と話す。
営業時間は11時~22時。