富山駅北の奥田商店街近くにある古民家カフェ「socca+cafe(ソッカフェ)」(富山市奥田町)で12月18日、ブックイベントが開催される。
「古書サニーさんの小さな古本市」と題された今回のイベントでは、店内の一部スペースを借りて「古書サニー」さんがユニークな本を持ち寄る。
古書サニーさんは6年前に古書店「あうん堂」(石川県金沢市)の店主に誘われ、金沢で行われた「一箱古本市」に初参加。プロアマ問わず、さまざまな出店主がダンボール1箱分の古本を持ち寄る同イベントで、本好きたちと交流する喜びを知ったという。以来、富山・金沢を拠点に、「BOOKDAY とやま」「d market 富山古本まつり」など多くの古本イベントに参加している。
古書サニーさんがソッカフェでイベントを開催するのは今回で2度目。毎回、同店店主の久保田かおりさんと相談しながらテーマを設けているという。今回のテーマは「ニーズの分からない変な本」。地中に埋もれた水路「暗渠(あんきょ)」を紹介した本や、関東の廃虚を巡る探訪記などの本を取りそろえる。
古書サニーさんは「今回は『こんな個性的な本を誰が買うのだろう』『マニアック過ぎるのではないだろうか』と、思わず疑問を抱いてしまうようなニッチな本を集めた。売れるかどうかより、出店していて楽しいかどうかに重きを置いている。お客さんと一緒に本の話で盛り上がることができれば」と話す。
開催時間は10時30分~17時。入場無料。