富山駅前にある喫茶店「小馬」(富山市桜町1、TEL 076-432-1082)が11月1日、新メニュー「お持ちかえり弁当」の販売を始めた。
1985(昭和60)年に創業し、今年で32年目を迎える同店は、駅前の数少ない喫茶店の一つ。店では喫茶メニューのほかに洋食系のメニューも多数そろえ、中でも「オムライス」は創業時より変わらぬ味を守り継ぐ看板商品となっている。
同店のオムライスは、昔ながらの「巻きオムライス」と、ふわっとさせた卵がのる「ふんわりオムライス」の2種類。呉羽丘陵で平飼い飼育を行う農家から毎日届く卵と県産の減農薬米を素材に使っている。
注文時はケチャップソース、トマトソース、デミグラスソース、ホワイトソースの4種類のソースから選ぶことができ2種類を組み合わせることも可能。「ふんわりオムライス」のみ、マヨケチャ(マヨネーズとケチャップ)ソースも選ぶことができる。
11月よりスタートした「お持ちかえり弁当」は、「巻きオムライス」(Sサイズ=700円、Mサイズ=800円)、「ふんわりオムライス」(同=700円、同=700円)と、「焼肉弁当」(1,000円)、「コロッケ弁当」(800円)の4種類。ランチや夜の部の常連客から「温かいまま持ち帰られるものが欲しい」という声が多くあったことから、時間をかけて安全性を確認し、実現にこぎ着けた。
「お持ちかえり弁当」のオムライスのソースは、ドミグラスかケチャップのみ。100円増しでごはんを大盛りにできるほか、電話で予約するとクッキーが付く。
オーナーの山澤房子さんは「10年以上変わらぬスタッフと共に、創業からの味を提供できるよう心掛けている。卵を使った持ちかえり弁当は安全性をしっかりと考えて作っている。忙しい方に気軽に使ってもらえれば」と話す。
営業時間は9時~23時(金曜・土曜は24時まで)。