東北から北陸まで初の直通新幹線（仙台～金沢間）が11月7日・8日の2日間、期間限定で運行された。

手を振って「お見送り」する、ご当地キャラ一同

　JR東日本とJR西日本が連携して展開する「美しさ五ツ星。北陸新幹線キャンペーン」の一環で、旅行商品専用の直通新幹線が運行。7日10時36分に仙台駅を発車した北陸新幹線「E7系」は大宮駅を経由し、終点となる金沢に14時30分ごろに到着。東北から約800人のツアー観光客を北陸に誘致した。

　黒部宇奈月温泉駅、富山駅、新高岡駅、金沢駅の新幹線各駅では、駅職員・地元観光協会職員・ご当地キャラなどが、お出迎え・お見送りのおもてなしイベントを実施。新高岡駅では、駅職員が手作りしたウエルカムボードや、各駅で最多となる8体の「ご当地キャラ」で東北からのツアー観光客を歓迎した。

　新高岡駅に集結した「ご当地キャラ」は、射水市の「ムズムズくん」、南砺市の「ＮＡＮＴＯくん」、小矢部市の「メルギューくん・メルモモちゃん」、砺波市の「チューリ君」、高岡市の「家持（やかもち）くん・利長（としなが）くん」、氷見市の「ひみぼうずくん」の8体で、呉西地区全ての自治体からの参加となる。ご当地キャラは、改札口を出てきたツアー観光客一人一人とハイタッチを交わして出迎えた後、バスで国宝瑞龍寺に向かう一行に手を振って見送った。

　新高岡駅での出迎えイベントに偶然遭遇した県内在住の女性は「駅構内がにぎわっていたので何事かと思った。ご当地キャラが勢ぞろいしている姿は圧巻で、お得な気分になれた。東北の方に北陸を満喫してもらいたいし、私自身も東北へ旅行に行きたくなった」と話す。

　ツアー観光客の一部は8日、同キャンペーンのイメージキャラクターであるソムリエ田崎真也さんとのランチイベントに参加した後、仙台に向けて金沢駅を17時26分に出発。新高岡駅での「お見送り」イベントにも、ご当地キャラ7体が集結した。