富山県民会館(富山市新総曲輪4)1階ギャラリーに入る「D&DEPARTMENT TOYAMA GALLERY」(TEL 076-471-7791)で10月3日、「TOYAMAデザインセレクト展」がスタートした。富山県総合デザインセンターとの共同主催。
富山県総合デザインセンターでは毎年、富山県内で企画または製造される、性能・品質・デザイン性に優れたものを「富山プロダクツ」として選定。今年で15年目を迎える。
2002年度から現在まで252点、今年は新しく21点が加わった同プロダクト。同展では、富山県デザインセンターが数ある富山プロダクツの中から「ファッション」「ステーショナリー」「テーブルウエア」「生活用品」の4つのカテゴリーに絞って選定。既成の形にとらわれないクリエーティブな「富山プロダクツ」製品がズラリと並んだ。
多様で豊かなものづくりが特徴的な富山県は、自然条件や歴史の中で、各地域で独自の素材づくりやものづくりが生まれ発展してきた。高岡に代表される手仕事を極めた伝統産業から世界トップシェアを占めるような新しい産業まで、質の高いプロダクトが次々と生み出されている。
今回の事業では、多くの企業が抱える悩みに応える狙いもある。「富山プロダクツ」に選定された製品は国内外へと情報発信し、企業の販路開拓においても富山県がバックアップする。その成果もあり、これまでに選定された商品は日本全国と世界で年々注目が高まっているという。
ギャラリーに併設する「ロングライフデザイン」をコンセプトとするショップでも、オープン当初から「富山プロダクツ」製品の一部を販売している。石井店長は「ギャラリーでは、富山デザインが生まれる背景や、製品の作り手の思いなども展示している。作品を見るだけでなく、富山のデザインについて理解を深める機会になってほしい」と話す。
開催時間は10時~19時。入場無料。11月6日まで。