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富山・城端で「ニコニコ町会議」 富山の方言が強すぎて異例の歌詞解説も

「ニコニコ町会議in城端」は雨が降る中、多くの参加者が会場へとかけつけた。

「ニコニコ町会議in城端」は雨が降る中、多くの参加者が会場へとかけつけた。

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 富山県で初開催となる「ニコニコ動画」の公式リアルイベント「ニコニコ町会議」が9月18日、南砺市城南公園で行われた。

イベントの前から最後まで人だかりの絶えなかった「町ゲーム実況」のブース

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 「ニコニコ町会議2016」の一つとして地元の祭りと併設される形で行われた同イベント。「クロムクロ」などを手掛けるアニメ制作会社「P.A.WORKS」のお膝元である南砺市城端の「むぎや祭り」と同時に開催された。大粒の雨が降る中、県内外から多くの参加者が詰め掛けたイベントのオープニングでは「ちんちんかく(=あぐらをかく)」「だいてやる(=おごってやる)」などの珍富山弁が紹介され会場を盛り上げた。MCの百花繚乱(りょうらん)さんが、雨に負けないようにと「がんばらんまいけー!(=頑張りましょう!)」の掛け声に続けて参加者も「まいけー!」と声を上げ、富山弁尽くしでのスタートとなった。

 会場には「ライブステージ」「町お一人様カラオケ」「町ニコニコ神社」「町VRホラーカー」「町おみやげカー」「町シンボルカー」「町ゲームエリア」「町描いてみた」の8つのブースが設けられ、特に「町ゲームエリア」で行われたゲーム実況には、イベントが始まる前からテントの周囲に人だかりができるほどの盛り上がりを見せていた。

 終盤、メインイベントの一つである「町合わせてみた」では、みきとPさんの「いーあるふぁんくらぶ」をご当地替え歌にして楽しむ企画が行われ、「過去に例が無いほどご当地色が強い」ことからスケジュールを変更して異例の歌詞解説が行われた。歌詞には「きときと(新鮮)」や「まいどはや(こんにちは)」などの富山弁がふんだんに盛り込まれ、「チャレンジ3015」などの富山県民しか分からない地元ネタも含まれ、かなりユニークなものになった。

 18時過ぎには雨も上がり、最後の踊り手やDJがステージに立つエンディングセレモニーは、この日一番の盛り上がりを見せた。締めのあいさつで田中幹夫南砺市長は「最初に町会議の話を聞いたときは大変驚いた。たくさんの人が『むぎや祭り』も含めて来ていただき本当に感謝している」と話し、出演者や参加者が全員集合しての写真撮影では同市長も参加し「前例のない」の撮影となった。MCの百花繚乱さんは「このような立場の方に入ってもらえるのは、われわれの文化を認めてもらえたようでうれしい」と喜びの声を上げた。また富山在住であるぶらっくすわんさんは「自分が生まれ育った県での町会議に出演できてうれしい。イベント開始前に出演者やスタッフで円陣を組み、富山弁で『がんばらんまいけー!』の第一声を掛けさせてもらえたのはいい思い出になった」と話した。

 次の町会議は10月1日、北海道函館市で行われる。

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