北日本放送とグループ会社ケイエヌビィ・イーが共同で開設・運営する「KNBいりふねこども館」が4月11日、KNB入船別館(富山市湊入船町)1階にオープンした。
同館は0歳~7歳の子どもとその保護者を対象にした施設で、オムツ換えや授乳スペースを完備。ミルク用のウオーターサーバーも設置している。
カラフルな小屋が立ち並ぶガラス張りの館内は明るく開放的に仕上げた。「海辺の木造小屋」を意識して造った小屋には、特殊技術を用いながら絵本と人間の合成体験ができる「クロマキーの小屋」、テレビスタジオでのカメラマン・キャスター体験ができる「スタジオの小屋」、国内外からえりすぐりの絵本600冊をそろえた「えほんの小屋」など、さまざまなアトラクション機能を持たせた。
さらに富山県内のスギ・ヒノキで作った木の玉を敷き詰めた「木の玉のプール」や、北日本放送で放映された「いっちゃんリレー絵本」の映像が流れる「こどもシアター」などの設備も備える。
同館のロゴマークは今年1月、一般の小学生以下の子どもを対象に原案公募を実施。集まった559作品の中から、小矢部市の小学3年生・大家拓己さんの作品が原案として採用された。「子どもらしい伸びやかな字体が、こども館の目指す世界と一致する」と、審査員の間で高く評価されたという。
ここ数年で新しい富山の顔となった富岩運河環水公園周辺。新富山県立近代美術館(仮称)の建設も予定されているこもあり、今後注目を集めそうだ。
開館営業時間は10時30分~16時30分。火曜休館。入館無料。指定駐車場あり。