「フォルツァ総曲輪」(富山市総曲輪3、TEL076-493-8815)で9月5日、地元出身の佐伯龍蔵監督の映画「ひかりにとける」上映会と飲食イベント「復活!!スープの日&酒バー」が同時開催される。
手作りスープをメインにランチを提供する「スープの日」は、かつて同館で第3水曜に開催していた予約制イベント。
同館スタッフの樋口さんは「映画を見ても見なくても、フォルツァのエントランスにある大きな円卓を囲み、その日会ったばかりの人と食事をすることで、フォルツァが街中のベンチのような役割を果たしていると感じた。9月に休館することが決まり、またお客さんたちが過ごせる場を作りたいと思った」と話す。
当日は、スタッフが選んだ日本酒を紹介する「酒バー」も開く。9月10日から上映される映画「カンパイ!世界が恋する日本酒」に登場する東北と北陸の地酒や肴(さかな)を用意する。昼夜2部制で、スタッフと客の「最後の交流会」も開く予定。
同日開催の映画上映会は、富山市在住の佐伯さんが友人家族の食卓風景を撮ったサイレントムービー「ひかりにとける」を上映する。同映画は、2014年に行われた「富山短編映画祭」会場でのみ上映された作品。「映画愛と劇場愛にあふれていて、メッセージ性のある作品。今回のイベントにふさわしいと思い選んだ」と樋口さん。当日は佐伯さんも駆け付け、終日在館する。料金は投げ銭制。昼夜2部構成で上映する。
樋口さんは「フォルツァ総曲輪はお客様と一緒に作り上げた場所。最後にこの場所に感謝の気持ちを込め良い日にしたい」と話す。
「スープの日&酒バー」の開催時間は、昼の部=12時30分~、夜の部=15時~20時30分。各20食限定。参加費は1,500円(ドリンク代込み)。要予約。フォルツァチケットカウンターほかで受け付ける。
「ひかりにとける」上映会の開催時間は、昼の部=14時~、夜の部=19時~。