富山県立山町にある「立山博物館」(立山町芦峅寺、TEL 076-481-1216)に8月11日、「地獄カフェ」がオープンする。
立山の歴史や文化、信仰などを紹介する同館の開館25周年を記念して、7月16日より催されている特別企画展「閻魔の眼光」の関連イベントとしてオープンする同カフェ。
特別企画展は、霊峰立山の特異な自然景観である地獄谷に育まれた「立山地獄の思想」より、地獄の入り口に位置する閻魔(えんま)大王を中心に、その思想が果たしてきた先人たちの生活や全国的な位置付けを紹介。展示に伴い、展示館入り口付近で8月11日・12日と26日~28日に企画の連動カフェ「地獄カフェ」を営業する。
同カフェでは、地獄をイメージしたドリンクやアイスクリームなどを提供。特別企画展の出口で「免罪符」を交付し、ドリンクの無料提供も行う。
同館学芸員の加藤基樹さんは「特別企画展が『閻魔の眼光』ということで、地獄感のあるメニューを用意した。地獄で目玉をくりぬく閻魔さまをイメージしたドリンクは、飲んでもらうことで『自分の心の中に閻魔さまが宿り、日ごろの行いに目を光らせている』と考えていただくなど、企画展との連動感を楽しんでいただきたい。カフェスペースは外なので、灼熱(しゃくねつ)地獄の中で感じる涼を提供できれば」と話す。
営業時間は10時~16時。