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富山市八尾町に外国人向け観光拠点 明治時代の古民家を利用

格子の窓から八尾の街並みが望む宿泊部屋

格子の窓から八尾の街並みが望む宿泊部屋

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 おわら風の盆で有名な富山市八尾町に4月2日、「越中八尾ベースおやつ」(富山市八尾町上新町)がオープンした。

施設では重厚な蔵の扉もそのまま利用している

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 1872(明治5)年に建築された古民家で、元蚕種・生糸商人の家だった旧数納邸を改装して手掛けた同施設。宿泊施設、ツアー、コミュニティースペースを3本柱に運営し、施設内には宿泊部屋のほか、開放スペースやカフェスペースを備える。

 「おやつの時間のように人が集まるような施設にしたい」との思いを込めて名付けた同施設は、国内外の個人旅行者と町人文化を受け継ぐ地域の住民をつなぐコミュニティースペース兼町人文化体験施設として機能させていく。三味線や越中和紙作りの体験、日本酒や養蚕の歴史学習、八尾の食文化や生活文化を体験できる外国人向けツアーなどを企画する。

 「とやま観光未来創造塾グローバルコース」で半年間マーケティングなどを学んだ後、同施設を開業した原井紗友里さんは開業について、「八尾は外国人に人気の金沢、飛騨、立山の中間にある。おわらや曳山(ひきやま)を代表とする八尾の町民文化を押し出し、北陸観光の拠点になれば」と期待を込める。

 宿泊は5月下旬ごろから受け入れる予定。料金は未定。最大収容人数は14人。

 営業時間はカフェ=10時~18時。火曜定休。問い合わせは oyatsu.820@gmail.comまで。

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