富山市の「フォルツァ総曲輪」(富山市総曲輪3、TEL 076-493-8815)で3月12日、フリーライター・ピストン藤井さんによるイベント「ピストン藤井大博覧展 PISTON EXPO 2016~夢・希望・珍珍~」が開催される。
東京で映画・音楽雑誌の編集者として経験を積んだピストンさんは、富山に帰郷後に珍スポットを発掘するフリーライターとして活動。地元の情報誌などで、富山のパワースポットや珍妙な伝説が残る神社、ユニークな飲食店を営む店主たちをクローズアップしてきた。2013年には自身初となるミニコミ「文芸逡巡 別冊 郷土愛バカ一代!」を発刊。現在は3号まで制作が進んでおり、富山のお土産の飛び道具として静かな人気を呼んでいる。
同イベントでは、ピストンさんがこれまでに発掘してきた珍スポットを、「夢・希望・珍珍」をテーマにさまざまなパビリオン形式で紹介。ロビーでは飲食・物販コーナーのほか、富山を代表する「迷店」が参加。斬新な手作りサンドイッチを生み出す「立山サンダーバード」、昭和遺産のレトロなグッズを展示する「日本海食堂」、滑川の激安ショップ「トムトム」が客を出迎える。ライブホールでは、ピストンさんのライターとしての足跡を紹介する「ギックリ腰の国文学館」、ピストンさんの部屋を再現した「聡子の部屋」、ピストンさんの実母がもてなす「角打ち酒場・スナック明美」などが設置される。
メーンステージではピストンさんとともに、フリー編集者で富山経済新聞編集長の居場梓さんが珍スポットを解説するスライドショー「とやま解体珍書」や、ピストンさんの実兄でリクルート「R25」の発起人、富山経済新聞編集局長の藤井大輔さんが登壇する「富山県民攻略講座」、富山のご当地ソングを紹介する「ベストヒットGSA」など多彩なショーを予定している。
イベント開催に際しピストンさんは「富山には珍奇な場所や、ユニークな人々がたくさん存在することをお知らせしたい。イベントでは大いにふざけ倒したいと思っている。オマケもつくので、怒らないで一緒に楽しんでほしい」と話す。
18時開演。チケット料金は1,000円。