富山県民会館(富山市新総曲輪)で2月27日、ニューヨークの精鋭ミュージシャンが集結する「The John Tropea Band Japan Tour 2016」の公演が行われる。
ドラマーのスティーヴ・ガッドさん(左)、サクソフォン奏者のランディ・ブレッカーさん(右)
1970年代の音楽シーンを席巻したフュージョン・ブームの立役者「スパイロ・ジャイラ」の世界的大ヒット作「モーニング・ダンス」(1979年)に参加し、一躍注目を浴びたギタリストのジョン・トロペイさん。ニューヨークを拠点に活動する彼の元に、セッション・ミュージシャンとして数多くの実績を残す精鋭が集結し、70年代を彷彿とさせるファンキーなサウンドを繰り広げる。
ツアーに帯同するドラマーのスティーヴ・ガッドさんは、ピアニストのチック・コリアさん、トランペット奏者のチャック・マンジョーネさん、プログレッシヴ・バンド「キング・クリムゾン」のベーシストのトニー・レヴィンさんらと共演。70年代を代表するニューヨークのセッション・ミュージシャン集団「スタッフ」の一員としても知られ、日本でも絶大な人気を誇る。
トランペット奏者のランディ・ブレッカーさんは、ジェームス・テイラーさん、ジャコ・パストリアス、フランク・シナトラといった、ジャンルの垣根を越えてさまざまなミュージシャンと共演。弟であり、サクソフォン奏者のマイケルと組んだユニット「ブレッカー・ブラザーズ」では、「アウト・オブ・ザ・ループ」(1994年)でグラミー賞を獲得した。
ほかにも、キーボード奏者のラスティ・クラウドさん、ベーシストのニール・ジェイソンさん、サクソフォン奏者のブルー・ルー・マリーニさん、トロンボーン奏者のラリー・ファレルさん、バリトン・サクソフォン奏者のロニー・キューバーさんが卓越した技を披露する。
企画・制作のオレンジ・ヴォイス・ファクトリーの越澤さんは「ニューヨークで活躍する最高峰のスタジオ・ミュージシャンが、ここまでそろうことは珍しい。ジャズ、フュージョンの有名アーティストはもちろん、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、エリック・クラプトン、ジェイムス・ブラウン、スティーヴィー・ワンダーなどロック、R&B界のスターたちと数々の共演歴を誇る凄腕8人が集結するので、ぜひ足を運んでほしい」と話す。
開演18時30分。チケット料金は前売り8,000円、当日8,500円。問い合わせはオレンジ・ヴォイス・ファクトリー(TEL 076-411-6121)まで。