ブックイベント「BOOK DAY とやま」が5月27日・28日、富山駅構内南北自由通路で開催される。

堀道広さんの目キラキラ似顔絵

　2013（平成25）年に始まった同イベントは今年で10年目の節目を迎える。コロナ禍の影響で中止・縮小を強いられた時期もあったが、今回は北陸のみならず、東海、関西圏から古書店や新刊書店、レコード店など39店が集結。文芸書、人文書、実用書、美術書、画集、絵本などの書物から、レトロな絵葉書、チラシ、ポスターなどの紙ものもそろう。

　10周年記念としてさまざまな企画を用意する。27日は「10年後の『本をつくること 本屋をつくること』」と題したトークショーを開催。1回目のブックデイのトーク企画に登壇したゲストを再び招き、これまでの10年間の経過報告と、これからの未来をテーマに2部構成でトークを行う。1部は出版社「夏葉社」の島田潤一郎さん、ライター・編集者の北條一浩さん、2部は京都「古書ダンデライオン」、岐阜「徒然舎」、石川「オヨヨ書林」の古書店店主が登壇する。

　28日は、個人制作の小冊子「ZINE」を集めた「zine zine zineマルシェ」を同時開催。富山のZINE好きが集い、2016（平成28）年に発足したユニット「zineと、」とブックデイの共同企画。県内外から18組の作家が集まり、富山ではあまり機会がないという対面販売を行う。ほかにも富山出身の漫画家・堀道広さんによる「目キラキラ5分似顔絵」を実施。堀さんはブックデイのポスター＆グッズデザインも担当する。当日予約制で先着順。

　会場の音楽は富山のDJチーム「LOVEBUZZ（ラブバズ）」が担当する。

　開催時間は各日10時～18時。入場無料。27日のトークショーは13時30分～。28日のマルシェは10時～16時、似顔絵は10時～18時で、参加費は1人500円。