ラッパーのダースレイダーさん、時事芸人のプチ鹿島さんによるドキュメンタリー映画「劇場版 センキョナンデス」の上映が2月25日、富山市のミニシアター「ほとり座」（富山市総曲輪）で始まる。

映画のポスター

　ダースレイダーさんはヒップホップ・ユニット「MICADELIC」のMCとして、2000（平成12）年にアルバム「FUNK JUNK」を発売。ファンクの要素を盛り込んだヒップホップ・サウンドが音楽ファンの間で話題を集めた。現在はギターレス・ファンクバンド「The Bassons」でボーカルを務めるほか、司会業や執筆業など幅広く活動している。

　プチ鹿島さんは、いくつかのお笑いグループを経て2007（平成19）年、ピン芸人として活動を開始。新聞14紙を毎日読み比べ、ニュース時事能力検定1級に合格するなど、時事ネタを得意としている。人気ラジオ番組「東京ポッド許可局」でパーソナリティーを務めている。

　同作は、2人のユーチューブ番組「ヒルカラナンデス(仮)」から派生した選挙取材企画を基に製作。2021年の衆院選で香川1区の突撃取材を敢行した2人が、2022年の参院選では大阪に注目。菅直人元首相の密着を皮切りに、自民党、共産党、立憲民主党、大阪に本部を置く日本維新の会を取材し、インタビューで候補者たちの本音を引き出していく。その取材の最中に安倍晋三元首相銃撃事件が起きた。事件の真相が分からず、動揺する各陣営の姿を捉えていく。映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」の大島新監督がプロデュースを手がける。

　富山での上映を記念し、2月26日に舞台あいさつを行う。ダースレイダーさん、プチ鹿島さんのほか、映画「はりぼて」「裸のムラ」の監督・五百旗頭（いおきべ）幸男さんが登壇する。

　舞台あいさつは16時の回の上映後、18時ごろを予定。3月10日まで上映予定。